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Posted by みやchan運営事務局 at 

2010年03月02日

1びょう24こま

はじめまして。シネ豆知識要員のぐりーんです。

唐突ですが、映画のフィルムは1秒間に24コマ流れます。


<コマ数の変遷>

最初は1秒10コマ程度で始まり、無声映画時代は16〜18コマだったそうです。
1920年代後半にフィルムの脇に音声を録音するようになって、
16コマだと音がぎくしゃくして聞こえることから、増えたのだとか。

でもしかし、1秒間に1コマ増やすだけで、2時間の映画だと7200コマ増えてしまいます。
あんまり増やしても、不経済&扱いにくそうです。

試行錯誤の結果、音がきれいに聞こえて、視覚的に見えづらくなく、
使い勝手の良いあたり、という事で
ほとんど経験的に、1秒24コマに落ち着いたのだそうです。

映写の関係もあり、この1秒間に24コマについては世界中で同じなのだそう。

そのおかげで、どこの国の映画でも、映写機とスクリーンがあって映写技師さんがいれば、
上映できるという訳です。

(注*ヨーロッパの映画は1秒25コマなのだそうです。やっぱり経験的に決まったんでしょうか。)


映画のフィルムは
1秒間に



24コマ。

<Ex.1秒間縦スクロールして見る例>
(画像はイメージです。実在のくだものには一切関係ありません)










チャップリンの無声映画で、チャップリンがぴょこぴょこ動いて見えるのは、
1秒16〜18コマの映像を1秒24コマのつもりで回しているからだそうです。
上のリンゴみたいなやつのコマ、4個に1個を抜いたらちょうどそのくらいになります。

スローモーションはその逆で、1秒間の撮影コマ数を増やすことになります。
例で言えば、上のリンゴみたいなやつを一コマずつコピペしてちょっとだけ動きを加えて
48コマにして、2秒かけてスクロールする感じでしょうか。

でも実際には、専用のカメラを使って高速で撮影して、
1秒間により沢山の使えるコマを作っているのだそうです。


唐突に、1秒間に24コマの話でした。
最後まで見てくださって、ありがとうございます。
次回のシネ豆知識は、「フィルム」についてお送りしたいと思います。  

Posted by mffスタッフ at 08:24 | Comments(2) | シネ豆知識