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Posted by みやchan運営事務局 at 

2012年04月22日

『311』を上映します。

皆さん、こんにちはNari Mです。




『311』

森達也さん(作家・映画監督)、綿井健陽さん(映像ジャーナリスト)、松林要樹さん(映画監督)、安岡卓治さん(映画プロデューサー)の4人が共同監督を務めています。

まだまだ余韻が残る東日本大震災の2週間後。4人はもともと映画にするつもりはなく、ただ震災をその目で確認・記録することを目的に撮影を開始しました。

福島から岩手県陸前高田・大船渡、そして児童の8割が死亡・行方不明となった宮城・石巻市立大川小学校など被災地を巡っていきます。その中で記録目的の映像を、こうして映画として発表する動機はなんだったのか? 映画はそこを深く描いていきます。

冒頭から、いきなりガイガーカウンターの数値が急激に上がり、使い方を試行錯誤しているところなんかは、TVのニュース
映像とは違った緊迫感がだだよっており、作品の世界にすぐに引き込まれていきます。


東日本大震災は現在進行形の出来事です。この作品を観て震災後自分がどういうことが出来るかを改めて考えるきっかけになりました。今を生きる私たちにとって、必見の映画といえるのではないでしょうか。上映は7月14日、オルブライトホールにて。第18回宮崎映画祭クロージング作品です。

公式サイト
http://docs311.jp/


  


Posted by mffスタッフ at 20:14 | Comments(0) | 上映作品

2012年04月22日

小池栄子の快進撃はここに始まる!

こんにちは。キネマ館の情報誌「キネマニア」に今年の宮崎映画祭のほとんどの作品リストが挙がっていて、ちょっと慌てているShUです。ちょっと慌ててほかの作品も紹介していきましょう。

さて小池栄子の快進撃がここに始まっているとShUは思っているのです。その作品を今回は上映。



『人のセックスを笑うな』の井口奈己監督の商業映画デビュー作『犬猫』にございます。

幼馴染でありながら、すぐに仲たがいをするヨーコとスズ。けんかの理由はすぐに同じもを好きになってしまうため。それは大人になってからも同じで、二人はすぐに同じ人を好きになってしまう。そんな二人がひょんなところから同じ屋根の下で暮らすことに。本当は仲が良いんだけど、そんな問題をはらんでいる二人の周りには波乱の予感が…。

内気なヨーコに榎本加奈子、解放的であっけらかんとしたスズに藤田陽子。そんな二人に住まいを預けて中国に行っちゃうのが小池栄子。しかも二人の女の子に惚れられる男に西島秀俊と忍成修吾

ね! 魅力的なキャスティングでしょ? 

女三人のやり取りとかいつまでも見ていたい気持ちに駆られる21世紀のを代表する日本映画の傑作です。しかも今回は何とかやりくりして、この『犬猫』の元になった『犬猫』も上映したいと考えています、…ってなんのことかちょっとわからないでしょう(笑)? まぁもうちょっと楽しみは取っておきましょう。

ちなみこっちは元になった『犬猫』。
http://www.youtube.com/watch?v=XkeckMGDUBc  


Posted by mffスタッフ at 15:51 | Comments(0)

2012年04月22日

なんとモンテ・ヘルマンの新作を上映!!

こんにちは。今週中くらいにはほとんど全ての作品をここで発表しますよ、とほとんど業務連絡をここで行うShUです。関係者の方々よろしくチョキ

さてガス・ヴァン・サントに続いては今回の映画祭目玉の一つ、モンテ・ヘルマンの復活作、『果てなき路』です。




モンテ・ヘルマンとは誰か?

ロジャー・コーマンという現代アメリカ映画作家のほとんどが恩恵を蒙っている映画制作者がいまして、その門下でもっとも才能ある映画作家がこのモンテ・ヘルマンです拍手。え? どんなやつらが門下にいるかって?

そうですね、ミリアス、ボグタノビッチ、コッポラ、スコセッシ、ホッパー、デニーロ、ニコルソン、キャメロン、ハワード…、ざっと思い出すだけでもこの位。

ロジャー・コーマンについてはまたここで書きましょう。今は『果てなき路』を急ぎましょうgood

もっともモンテ・ヘルマンの場合、『断絶』辺りがアメリカンニューシネマにくくられるから、その評価がバラつくんだろうなというのは個人的な見解です。どっちかというと、国籍こそ違え、ヌーヴェル・ヴァーグに近い。古い物語を換骨奪胎して、そこに映画的な冒険を織り込みつつ、新しい映画にしてしまう…。この『果てなき路』もそうですね。

物語は、フライングをしたぶるぅ氏のキネマ館ブログに記載されている通り(叫びhttp://blog.canpan.info/mzc/)で、現実の映画現場と映画の中の物語、そこに劇中映画の元になった事件が絡んでくるという三重の入れ子構造になっており、それだけでも凝った構造になっているのですが、さらに撮影には写真を撮るためのカメラの動画撮影機能を屈指して作るという冒険をしています。どれが現実でどれが映画なのか、境界線がクリアでない物語を、鮮明な画面で描く、これこそがモンテ・ヘルマンの狙いです。

おっと長くなっちゃった…。つい熱くなってしまいますね。ともあれじっくり見るに相応しい映画の中の映画です。


ヴェネチア映画祭特別獅子賞、恐らく九州では宮崎だけなんじゃないかな? 本年度の外国語映画ベストワン作品。お時間などはまたお知らせしますので、是非ご覧くださいね。  


Posted by mffスタッフ at 11:26 | Comments(0)