2010年03月16日

ふぃるむについて6

ぐりーんです。どうも。
シネ豆知識「ふぃるむについて」、ついに最終回です。


フィルムの種類、で始まり、画像が現れる仕組みを通って、
ようやく、映画館で上映されるためのフィルムにプリントされる、というところまで来ました。


フィルムの旅

一般的に、商業用映画のフィルムは複数プリントされます。
で、配給会社から各映画館に貸し出される、という形になります。


全国で一斉公開される映画、というのは、
その館の数だけ、フィルムがプリントされた、ってことなんです。


具体的な本数としては、48都道府県+予備、くらいでしょうか(想像です)。


プリント一本にかかる金額はそれぞれ違うでしょうが、
増やせばその分、コストがかかりますから、
製作費の大きな映画ほど、沢山プリントされる事になります。

逆に言えば、
小規模な映画ほどプリント本数も少なくなってきます。


東京などで公開されているのに地方にやってこない映画、というものには、
地方では上映館が限られているということもありますが、


もともとプリント数が少なくて、
その限られた映画館で上映できるタイミングにフィルムがないョ。。。
ということも、やっぱりある訳です。

(この辺、「」っていうのが結構絡んでいるような気がします)


宮崎にやってくる映画のフィルムの中には、
すでに他県の映画館に貸し出されて何度も上映されたツワモノも沢山あり。


配給会社⇔映画館、の1往復旅行だけで人生を終えるフィルムもありますが、
当映画祭にやってくるフィルムはどちらかと言えばツワモノ達の方が多いようで、


映画はもちろん、スクリーンに映ったことがすべてだと思うんですが、
遠いところをようこそお越しいただきました
って、やっぱりなんとなく感じてしまいます。


以上、フィルムについて、でした。
最後まで読んでくださって、ありがとうございます。
次回は「映画の音」についてお送りしたいと思います。


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Posted by mffスタッフ at 13:14 | Comments(0) | シネ豆知識
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