2010年03月13日

ふぃるむについて4

どうも。歓送迎会で飲みすぎなシネ豆知識要員ぐりーんです。
フィルムの奥が深すぎて、まだまだ続いております・・・

さて、引き続き

フィルムの魔法

の回です。

フィルムはただのフィルムではなく、
透明な基盤の上に銀化合物の混ざったゼラチン状の膜を塗ったものでした、

そして、銀化合物が光に反応することで、画像が生まれるのです。

というのが前回でしたが、


言い換えれば、
この「銀化合物を光に反応させて、一部を銀にする」というのが、
撮影の化学的な側面というわけです。
感光させるとも言います。


しかし、その画像を形作っている銀は、現像をするまでは表面に現れていません
非常に微量だからです。


この撮影後のフィルムを、現像液につけると、あらふしぎ!
非常に微量だった銀が増えて、目に見えるくらいにはっきりと画像になるわけです。
現像液は還元剤とも言い、これは感光した部分の銀イオンを還元させて、銀にする役目をするわけですが、


イオン」とか「還元」とか、
化学の時間に頭を痛くした話題がてんこ盛りで、
うーん、まったく目に見えない世界ですね


印画紙に写真が焼き付けられ、現像液の中でその写真が現れる
という映画のシーンがたまにありますが、

(最近では、「今度は愛妻家」で目にしました。
ある秘密が明らかになる、印象深いシーンです)


フィルム現像も同じで、
こうやって目に見えないところで色々起こった挙句に
フィルムに画像が発現するというのは、
何度目撃しても、魔法のように感じてしまいます。


続きます。。。


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Posted by mffスタッフ at 11:39 | Comments(0) | シネ豆知識
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