2011年05月01日

お引越し

ども。ぐりーんです。

に引き続き、これからどんどん、
上映作品の紹介をしていきたいと思います!


今回ご紹介するのは、「お引越し」という映画なんですが、

うん、なんか地味なタイトル♪
と一瞬思ってしまったぐりーん、お恥ずかしい事です。これは故・相米慎二監督の大傑作なのです。

お引越し

<ストーリー>
小学6年生のレンコの両親は離婚を前提に別居を始めた。
母・ナズナとの二人暮らしに戸惑いながら、
父・ケンイチと母との間で翻弄されながら、
級友に弄られ、慰められ、励まされながら、
レンコは少しずつ自分の人生に向き合っていく。

お引越し

物語の発する「痛み」もさることながら、ぐりーん的には、
真っ青な空に一直線にのびる飛行機雲や、
ざわめく暗い森の木々、潮騒、何気ない食卓の風景、
叙情的で繊細なシーンの数々に胸を打たれてしまいました。

そしてこれが映画デビューとなったレンコ役の田畑智子の瑞々しさ、
反対に、父親役の中井貴一母親役の桜田淳子の生々しさ、、、
そしてレンコの力強さ。

切なく、悲しい物語ながら、新しい力が湧いてくるような・・・

お引越し

相米慎二監督は、実は宮崎映画祭とも縁のあるお方で、
遺作となってしまった「風花」は第7回、その前作「あ、春」は第5回映画祭で上映、
「あ、春」の時にはゲストとして宮崎入りもされています。

この時ぐりーんはまだ実行委員会に入っていなかったので、
直接は存じ上げていないのですが、なにやら豪放磊落なお人柄が偲ばれる逸話が残っています。

シーンの繊細さと、エピソードの豪快さが好対照というか、
これが巨匠の所以とでも言うのでしょうか・・・

・・・聞けば聞くほど、もっと長生きしてまた宮崎に来てほしかった・・・

お引越し

実は2011年は、相米監督の没後10年にあたります。
近年活躍の目覚ましい田畑智子さん主演の、この名作「お引越し」なら、
相米ファンならずとも、なにかを感じていただけるのではないかと思っています。

上映日時
7月3日(日)10時30分、
7月5日(火)19時50分、
7月8日(金)12時30分、
の3回です。

皆様のご来場をお待ちしております。


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Posted by mffスタッフ at 08:40 | Comments(0) | 上映作品
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