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Posted by みやchan運営事務局 at 

2010年03月12日

ふぃるむについて3

どうも。シネ豆知識要員のぐりーんです。
フィルムの話がまだ続いております…


さて、前回では
セルロースと酢酸をどうにかして作られたセルロース・アセテートのおかげで、映画のフィルムが燃えにくくなりました
というお話でしたが、


この酢酸というやつは、
ぐりーんに、写真にはまっていた
若い頃の現像室の酸っぱいにおいを思い出させますねー


青春時代だから酸っぱい
っていうわけじゃぁありませんよ。

現像作業では、酢酸現像停止液(フィルムの現像がそれ以上進まないようにする液)として使われており、
その酢酸酸っぱいにおいがするのです。「」なだけに。
いやいや冗談でなく。


しばらく現像室に入っていると、
中でも強烈な酢酸の酸っぱいにおいが制服について、
うへぇってなったりしたものです。文字通り酸っぱい思い出です。


フィルムの魔法


そういえば、映画のフィルムだって写真のフィルム同様、
ただ半透明の細長いセロファン、という訳ではないですよね。

画像を焼き付けるための工夫があるはずです。


この、「感光させて画像を焼き付ける」ということをする物質を、感光剤といいます。
材料の材でなく、薬剤の剤です。


写真や、映画で使われるフィルムは、
その透明な基盤の上に、銀の化合物(主に臭化銀と塩化銀)を含んだゼラチン状の膜を塗ることで、
感光材(剤じゃなくて材)となります。


一部の銀化合物には、光に反応して銀イオンが還元する(光の当たったところに銀ができる)という性質があり、
その還元されたが、結果的に画像を結ぶのですね。

うーん、なにやら目に見えないところで色々起こっているようですね。


続きます。。。

  

Posted by mffスタッフ at 11:24 | Comments(0) | シネ豆知識